都会で高校生活を送りたい方にお勧めです。田舎で勉強したい方にはノバスコシア州高校留学がお勧めです。
オンタリオ州の中等教育システム
中等教育は一般的にはGr. 9からGr. 12までの学年を指しますが、学校によってはGr. 10からGr. 12のみの学校もあります。
Gr. 8になると日本でいう進路相談が始まり、進学する学校、選択する単位などを選び、最終的に希望する学校に入学します。学校によってはアート系・テクノロジー系・スポーツ系など専門的な分野に秀でた学校や、国際バカロレア教育スクールなどの学校もあります。そういった特別な学校の場合には通常、入学試験があります。
中等教育は初等教育と異なり、全ての科目が選択制であり、卒業時までに合計30単位以上取ることが必須です。また、1単位につき50%以上の成績を収めなければなりません。
Gr. 10では「Ontario Secondary School Literacy Test(OSSLT)」を受験し、合格すれば卒業証明書(Ontario Secondary School Diploma)が与えられます。
高校留学
Toronto Catholic District School Board(TCDSB)※公立
トロントカトリック学区教育委員会(TCDSB)は入学時にクリスチャンであることを必須としていますが、実際にはクリスチャンでない留学生も受け入れています。中国・韓国からの留学生が多いToronto District School Board(TDSB)と比べ、TCDSBはそれほど留学生数は多くないため、地元の生徒と交流できる環境が整っていると言えます。また、カソリックということからフィリピン系の生徒が多いのが特徴です。
Toronto District School Board(TDSB)※公立
トロント学区教育委員会(TDSB)に属する学校は留学生の在籍数も多いため、英語補習(ESL)クラスを始め、留学生に対する各種サポートが充実しています。学校はトロント市内全域に点在し、451の小・中学校、102の高校があります。留学生は主にESLプログラムの充実した学校で優先的に受け入れられています。
Fieldstone School ※私立
Fieldstone Schoolは全校生徒数約300名からなる無宗教派、男女共学の私立学校です。閑静な住宅街に隣接したキャンパス内では、Kindergarten から Gr. 8までの「Fieldstone Day School」とGr. 9からGr. 12の「Fieldstone King's College School」が併設されています。1999年に留学生の受け入れが始まり、現在では留学生の数が全校生徒の約半数を占め、現地の学生と共に日々学校生活を送っています。また、キャンパス内には日本人カウンセラーが常勤し、日本人留学生のサポートケアに努めています。
Thames Valley District School Board (TVDSB)※公立
テムズ・バレー地区教育委員会(TVDSB)はオンタリオ州でもっとも規模の大きい公立教育委員会の1つで、ロンドン市を中心に管理しています。ロンドン市はトロントから2時間ほどで交通の便も良く、日本同様に四季がはっきりしているので、年間を通じてカナダの様々なスポーツやエンターテイメントを楽しむことができます。トロントほど日本人留学生が多くないので、地元の人たちとの交流を通じて英語を学ぶにはいい環境です。ビジネスで非常に有名なWestern Universityとの提携があるので、高校卒業後にこちらに進学を希望する留学生も多いのが特長です。
サマー短期留学
私立の語学学校では夏休み期間中、ティーンを対象にサマーキャンププログラムを開講しています。最初から数か月間という長期に渡って滞在することになる「長期留学」に比べ、「サマー短期留学」では1週間から最大12週間位まで英語の勉強をしながらアクティビティや異文化体験が出来ます。
短期留学を経験することで街の雰囲気や人々を知ることができるので、トロントが留学都市として自分に合っているかどうかの判断ができます。