毎年エコノミスト誌で最も住みやすい都市として上位に選ばれ、また留学都市としても大人気を誇るトロントの魅力についてご紹介します。


留学先としてのトロントの魅力

1. 治安が良い

留学先を検討する際にまず考慮しなければならないのは『治安』が良いかどうかです。トロントは大都市ながらも北米の都市の中では最も治安が良いと評価されています。そのため女性の方も安心して留学生活を送ることができます。

2. ジェントルマンが多い 

日本ではあまり体験できないレディーファーストですが、カナダではマナーの1つとして幼い頃から習慣の1つとして教育されます。例えば、ドアを開けて待っていてくれたり、席を譲ってくれたりなど。優しい対応は女性に対してのみならず、お年寄りや体の不自由な方にも共通しています。最近では、男性のみならず女性も周囲へ気配りをする方がとても多くなっています。困っている人がいたら、知らない人でも助けるのがカナダのカルチャーです。

3. ショッピングが楽しい

トロントのような大都市には巨大ショッピングモールやアウトレットが多数存在するため、勉強の息抜きに時間を過ごすには大変便利です。日本にはまだ上陸していないファストファッションブランドのお店もあるため、とても楽しい時間を過ごすことができます。また、ショッピングモールのロケーションも公共交通機関の駅に繋がっている場合が多いため、車を持っていない学生にも便利です。

4. カフェが多い、パティオも多い

カフェが好きな日本人の方はとても多いと思いますが、トロントには大手カフェチェーンから地元のユニークなカフェまで街中で数多く見かけます。店内は無料Wi-Fiがあるため、カフェで勉強する学生もたくさんいるのが特徴です。音楽を聞きながら週末の午後の時間をリラックスするのもお勧めです。また、トロントではパティオを持つレストランが多く、爽やかな夏の日にビールを飲みながら仲間と時間を過ごすのは最高のひと時です。

5. 旅行には最高のロケーション

カナダ最大都市のトロントからアメリカのニューヨークまでは飛行機で1時間ぐらいの距離にあり、また、有名なナイアガラの滝までは車やバスで1時間半です。カナダのヨーロッパと呼ばれるケベック州へも車で6時間ほどなので、長期休暇中は観光名所巡りやドライブもお勧めです。

6. 日本人向けの食材が手に入りやすい

『人種のるつぼ』と呼ばれるトロントでは、日本食スーパーやコリアンタウン、チャイナタウンなどで簡単に日本の食材を入手することができます。自炊をされる方が住むには大変便利な都市です。最近は日本の居酒屋やラーメン店も増え、地元の人で賑わっています。

7. 緑が多い

リラックスするのに最高の環境と言えば、グリーンスペースです。トロントにはHigh Parkと呼ばれる市内最大の公園があり、暖かい時期は公園で本を読む若者や遊具で遊ぶ子供たち、散歩をする人々など多くの人で賑わいます。ハイパークの他にも至るところに公園があるので大都市にも関わらず緑とふれあうことができます。

8. 綺麗な英語を身につけられる

留学先としてオーストラリアやマレーシア、フィリピン等のアジア各国と比較した場合、カナダの圧倒的優位性はその綺麗な英語にあります。アメリカのニュースキャスターの中にカナダ出身者が多いことからもわかるように、カナダの英語は極めてニュートラルでアクセントの少ない英語として定評があります。カナダ人と交流しながら自然に綺麗なアクセントを身に付けることができます。

9. 日本との時差は13~14時間

太平洋側のバンクーバーがあるブリティッシュコロンビア州と異なり、オンタリオ州は日本との時差が夏は13時間、冬は14時間とほぼ半日遅れます。これをもとに昼夜が逆転したと考え、「スカイプ」などを利用して日本に残る家族や友人とのコミュニケーションも非常に取りやすくなっています。

トロント市内の観光名所

1. CN Tower(CNタワー)

飛行機の中から一番最初に目につくのがトロントのダウンタウンにあるCN Tower。開業から2007年までは「自立式建築物」としては世界で最も高い塔であったことで有名。CN Towerの姿は日本の東京にあるSky Treeに少し似ていると思ってしまう方もいらっしゃるのでは…。夜になるとイルミネーションが点灯され、時期により色やグラデーションスタイルが変わる。また、地上351mにあるレストランは常時ゆっくり回転しているため、食事をしながら綺麗な景色を眺めることもCN Towerだからこそできる体験。

2. Casa Loma(カサ・ロマ)

トロントのお城で有名なCasa Loma。総工費350万ドルかけて建設されたお城の持ち主は財産家であった軍人ヘンリー公。建設当時の面影を残す外壁は写真スポットがたくさんある。一般公開もしているのでお城好きやヨーロッパ調の建物が好きな方にはお勧め。運が良ければ一般人のウェディングを目にすることもできたり。

3. Royal Ontario Museum
(ロイヤルオンタリオ博物館)

通称ROMという名で親しまれる博物館は『おかしな建物』ということでも世界的に有名。館内では恐竜の化石、アフリカ美術、東アジア美術、ヨーロッパ史、カナダの歴史と文化、考古学などの展示物を見る事ができる。また、時期によっては毎週金曜日夕方以降は館内にDJが音楽を流してナイトクラブの雰囲気を醸し出す話題の博物館。

4. Toronto Eaton Centre
(トロントイートンセンター)

トロントのダウンタウンに位置する巨大ショッピングモールは多くの買い物客や旅行者で賑わうアトラクション施設の1つ。店舗面積はカナダ東部最大であり、店舗数もカナダ第3位を誇る。ファストファッションブランドは勿論、フードコートの料理の質が良いことも有名。店内は3階層からなり、上の階に行くほど良いブランドが入っている。クリスマスの時期に設置される巨大クリスマスツリーも必見。

5. Toronto International Film Festival
(トロント国際映画祭)

通称TIFFで呼ばれているトロント国際映画祭は毎年9月初旬に開催されており、ハリウッドスターは勿論、日本の有名俳優も間近で見るチャンスをゲットできる。トロント国際映画祭でPeople’s Choice Awardを獲った作品はアカデミー賞で最優秀作品賞に選ばれる可能性が高いということでも有名。ちなみに、日本の作品は過去に座頭市が受賞している。映画好きな方には見逃せない。